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2019/11/04 up

【6月30日】Stonewall 50 World Pride NYC

【Stonewall 50 World Pride NYC】
6月30日に行われた『Stonewall 50 World Pride NYC』に参加して参りましたー!いやぁ、本当にすごかった!!
これでもか!というほどマンハッタンはレインボーで染められ、
(こちらのレインボー商戦ホントすごすぎ。苦笑)
これでもか!というほどスーパースターが応援メッセージを出し、(マドンナ様、シンディーローパー様、ガガ様、ウーピー様、チャカカーン様etc.)
これでもか!というほど人に溢れたパレードでした。
(世界から約700団体、約160フロート、約15万人が歩き、沿道含めると300万人以上)
そして僕たちチームTRPはというと、、、
これでもか!!!というほど準備に手こずり、、、(大汗)

約一年前から準備をしていたのですが、現地との交渉等々あらゆることに苦戦しまくりで、ご参加いただいた皆様にはうまく情報共有ができなかったり、配慮が足りなかったりとご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ございませんでしたmm
待ちに待ったパレードはなんと5時間近くも遅れてのスタートで、(パレードスタートして3時間の時点で既に2時間半押しと連絡が、、、ってそれほぼ進んでないじゃんww)もうこのまま歩けないのではないかと不安もありましたが最終的には待たされた分弾けまくって夜中の五番街を歌って踊って大騒ぎ。一生忘れられないパレードとなりました。
僕が個人的に嬉しかったのはこのパレードにTRPスタッフのみんなと参加できたこと。TRP運営にコアで関わるスタッフは、誰よりも強い想いをもってパレードの準備に携わりながらも、パレードを歩くことができないのです。。。パレードは先頭を歩く山縣と僕だけで、他は皆それぞれの責任者として現場から離れられないからです。今回はそんな仲間たちとこの場を共有できたことが何よりも嬉しく、また嬉しいだけでなく本当に多くのことを学ぶことができました。
パレードだけでなく行政との連携やSNSの発信の仕方から、プライドマンス全体の構成などなど。
また、運営面はもちろんのこと、パレードの商業化に対する批判、そもそものPRIDEの意味なども改めて考えさせられました。
World Prideと同日に開催されたQueer Liberation March、僕は残念ながら参加できずでしたが、企業協賛も警察の協力も断固拒否しながら4万5000人もの人々が参加し力強いメッセージを掲げていたとのこと。街やパレードが盛り上がれば盛り上がるほど忘れられがちですが、PRIDEは決して単なるお祭りではありません。街がどれだけレインボーに染まっても、 LGBTQを取り巻く社会が抱える問題はまだまだ山積みです。
同じくパレードの前々日に行われ、企業協賛も警察の協力もなしに行われたトランスマーチに参加した際には、トランプ政権になってからより一層トランスに対する差別や排除が高まっている現実を体感しました。(特に黒人のトランスジェンダー に関するメッセージが多かったように感じます)若くして亡くなったトランス女性の写真を掲げ、沿道の車を自分たちで止めながらマーチする姿はとても印象的でした。
その原点となったStonewall Innに連日訪れる人を眺めていると、SNSアップに一生懸命な若い子から、遠くからしみじみと眺める年配のカップルまで様々。
そのどれもが今のリアルであり、どれもが大切なことだと感じます。
改めて50年という積み重ねに思いを馳せながら、これまでの先人たちに対する敬意と感謝を感じた一週間でした。
NYのプライドと同じ日に、日本では青森レインボーパレード2019が開催されました。2014年にたった3人ではじめたパレードも今年は200名以上の方々が参加し大盛況に終わったとのこと、関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!
昨日より今日、今日より明日。
様々な側面から多くを学んだNYのプライド、この経験をしっかり今後の日本のプライドシーンにも生かしていきたいと思います!
皆さん、本当にありがとうございました〜!
©TRP/Photo by Akane Kiyohara

(杉山より)