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2020/03/05 up

【2月29日】世界最大級のプライドである『マルディグラ』in シドニー 初参加!

2020年2月29日(土)、世界最大級のLGBTQプライドである『マルディグラ』in シドニーに参加してまいりました!

毎年この時期は東京レインボープライドの準備がピークということもありなかなか行けずにいたので、念願のマルディグラ参戦となりました。

シドニーに到着すると空港からたくさんのレインボーがお出迎え!
もちろん街中もいたるところがレインボーで、「Happy Mardi Gras!」と街をあげてのイベントであることがひしひしと感じられてきます。

42回目を迎える今年のテーマは「What Matters!」。世界中で行われているパレードの中でも非常に人気が高いこのプライドをひと目観ようと、世界中から訪れた数十万人が沿道を埋め尽くしました。

僕も開始予定の3時間前から陣取っていい場所をゲットし、現地に住む友人などと4時間に及ぶパレードを大満喫!(その間場所を離れるともう二度と戻れないのでトイレは4時間我慢。。。😅)。

まずはパレードの前にアボリジニーの方々のお清め(と言っていいのかな?)のような儀式が行われました。その後にけたたましい音とともにダイクスオンバイクスと呼ばれる、主にマッチョなレズビアンの方々を中心としたバイク集団が目の前を行き交い、いよいよパレードがスタート!おばぁちゃんカップルがハーレイにまたがり誇らしげにバイクを飛ばす姿は爽快!痺れました😆

オーストラリアでのパレードのはじまりは1978年。同性愛行為がまだ犯罪行為とされていた当時、迫害を受けていたゲイやレズビアンが権利を主張するためにデモ行進をしたのがはじまりです。

今回も先頭はアボリジニーの方々のフロートと、1978年の初パレード関係者の方々のフロートからはじまり、その後は191ものフロートと共に12,600名がパレードを歩きました。

僕も海外のパレードはいくつか参加していますが、これだけエンターテインメント性が高いパレードは見たことがありません。それぞれのフロートのメッセージが明確で、統一感や衣裳・ダンスもバッチリ!!ユーモア溢れるフロートが次から次へと続きます。
またテーマも幅広く、LGBTQのファミリー、ホームレス、セックスワーカー、障害者、HIV、宗教、人種、警察、消防、軍隊、政党、医療機関、大学、スポーツチーム、ライフセーバー、そして各スポンサー企業まで。動物愛護団体や環境保護団体のフロートがあったのはオーストラリアならではという感じですかね。

圧巻されているうちに気づいてみたら4時間が経過。最後のフロートの後にはパレードをサポートしたボランティアの方々が続き、大きな拍手で迎えられ終了。サム・スミスさんが出演されたアフターパーティのチケットは残念ながらゲットできずでしたが、こちらも相当盛り上がったようでしたね。(昔の小林幸子さんのように吊られるサム・スミスさんの姿がインスタに無数挙げられておりました。苦笑)

ここシドニーは2023年のワールドプライドの開催地に決定しています。そう、2年に一度開催されるワールドプライドは昨年のNY、次回は2021年デンマークとスウェーデン、そして次々回がこのマルディグラなのです。NYのように日本チームも参加できたらいいなという思いから、今回は下見にきたわけなのですが、これは参加しないわけにはいきません! 2023年にみんなでシドニーに行けるよう、またいろいろと作戦を練りたいと思います。実現した際には是非ご一緒しましょーう!

 

(杉山より)